黄芩湯

エキス剤無

黄芩湯

生薬解説各生薬は何をしているのか

黄芩【中品】腸内細菌に対する制菌。 →黄芩

芍薬【中品】タンニン酸(加水分解型タンニン/ガロタンニン)、ペオニフロリン、ペオノール →芍薬

甘草【上品】グリチルリチン酸、多くのフラボノイド ※腎機能に問題がない場合に限る →甘草

大棗【上品】ブドウ糖、デキストリン、ジュジュポシド →大棗

掲載条文

宋版傷寒論172条
康治版傷寒論40条

太陽與少陽合病 自下利者 與黄芩湯 若嘔者 黄芩加半夏生薑湯主之 三十四

太陽と少陽合病にて、自ら下利する者は黄芩湯を與う。若し嘔する者、黄芩加半夏生薑湯これを主る。(三十四)

黄芩湯方
黄芩三兩 芍藥二兩 甘草二兩 炙 大棗十二枚 擘
右四味 以水一斗 煮取三升 去滓 温服一升 日再夜一服

黄芩加半夏生薑湯方
黄芩三兩 芍藥二兩 甘草二兩 炙 大棗十二枚 擘 半夏半升 洗 生薑一兩半 一方 三兩 切
右六味 以水一斗 煮取三升 去滓 温服一升 日再夜一服

宋版傷寒論333条

傷寒脉遲六七日 而反與黄芩湯徹其熱 脉遲爲寒 今與黄芩湯 復除其熱 腹中應冷 當不能食 今反能食 此名除中 必死

傷寒、脉遲なること六七日。而るに反って黄芩湯を與えて其の熱を徹す。脉遲は寒と爲す。今、黄芩湯を與えて復た其の熱を除く。腹中まさに冷ゆべし。當に食する能わざるべし。今反って能く食するは此を除中と名づく。必ず死す。

用途黄芩湯はどのような時に使用されるのか?

中医学では
日本漢方では

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