原文
脉浮而遲 表熱裏寒 下利清穀者 四逆湯主之 方十四
脉浮にして遲。表熱裏寒。下利清穀する者は四逆湯これを主る。(方十四)
四逆湯方
甘草二兩 炙 乾薑一兩半 附子一枚 生用 去皮 破八片
右三味 以水三升 煮取一升二合 去滓 分温二服 強人可大附子一枚 乾薑三兩
- 四逆湯掲載条文傷寒論29条・91条・92条・225条・323条・324条・353条・354条・372条・377条・388条・389条、金匱要略17-14条(傷寒論377条と同文)・17-36条(傷寒論372条と同文)
- 傷寒論:生附子(皮を除き八片に破る)
- 金匱要略:生附子
条文解説条文を細かく解釈してみよう
脉浮而遲
表熱裏寒
下利清穀者
考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?
心不全での下痢
- 脈沈ではないのに附子を使用している。脈遅は圧(収縮力)が弱いからか。
中国伝統医学ではこう考えた
日本漢方ではこう考えた