柴胡加芒消湯

エキス剤無

柴胡加芒消湯

  • 柴胡加芒消湯掲載条文傷寒論104条

生薬解説各生薬は何をしているのか

柴胡【上品】アンドロゲン様作用。 →柴胡

黄芩【中品】腸内細菌に対する制菌。 →黄芩

人参【上品】コルチゾール様作用。 →人参

甘草【上品】グリチルリチン酸、多くのフラボノイド ※腎機能に問題がない場合に限る →甘草

生姜【中品(乾姜)】ギンゲロール(→ショウガオール、ジンゲロン)、βオイデスモール →生姜

半夏【下品】消化管蠕動亢進。抗菌作用。 →半夏

大棗【上品】ブドウ糖、デキストリン、ジュジュポシド →大棗

芒硝【上品】硫酸ナトリウム・硫酸マグネシウム →芒硝

掲載条文

宋版傷寒論104条

傷寒十三日不解 胸脇滿而嘔 日晡所發潮熱 已而微利 此本柴胡證 下之以不得利 今反利者 知醫以丸藥下之 此非其治也 潮熱者 實也 先宜服小柴胡湯以解外 後以柴胡加芒消湯主之 五十四

傷寒、十三日不解せず。胸脇滿ちて嘔き、日晡所潮熱を発す。已にして微しく利す。此れ本と柴胡證。これを下すも以って利を得ず。今反って利する者は醫が丸藥を以ってこれを下せしを知る。此れ其の治に非ざる也。潮熱は實也。先ず宜しく小柴胡湯を服し以って外を解し、後に柴胡加芒消湯を以ってこれを主る。(五十四)

柴胡加芒消湯方
柴胡二兩十六銖 黄芩一兩 人參一兩 甘草一兩 炙 生薑一兩 切 半夏二十銖 本云 五枚 洗 大棗四枚 擘 芒消二兩
右八味 以水四升 煮取二升 去滓 内芒消 更煮微沸 分温再服 不解更作

用途柴胡加芒消湯はどのような時に使用されるのか?

中医学では
日本漢方では

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