- 麻杏薏甘湯掲載条文金匱要略2-22条
- 麻杏薏甘湯は3社からエキス剤が販売されています。
生薬解説各生薬は何をしているのか
杏仁【中品】去皮尖する場合、ギ酸による抗菌、尿素(肝障害がある場合は使用不可) →杏仁
麻黄【中品】エフェドリン作用、カテキン →麻黄
甘草【上品】グリチルリチン酸、多くのフラボノイド ※腎機能に問題がない場合に限る →甘草
薏苡仁【上品】抗ウィルス。 →薏苡仁
掲載条文
- 金匱要略2-22条
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病者一身盡疼 發熱 日晡所劇者 名風濕 此病傷於汗出當風 或久傷取冷所致也 可與麻黄杏仁薏苡甘草湯
病者、一身盡く疼く。發熱し、日晡所劇しき者は風濕と名づく。此の病は汗出でて風に當たるに傷られ、或は久しく冷を取るに傷られて致す所也。麻黄杏仁薏苡甘草湯を與う可し。
麻黄杏仁薏苡甘草湯方
麻黄去節 半兩 湯泡 甘草一兩 炙 薏苡仁半兩 杏仁十箇 去皮尖 炒
右剉麻豆大 毎服四錢匕 水盞半 煮八分 去滓 温服 有微汗避風
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用途麻杏薏甘湯はどのような時に使用されるのか?
中医学では
日本漢方では
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漢方エキス剤複数社から販売されている場合は、使い分けることが可能です
ツムラ
TJ-78(顆粒)
コタロー
N78(細粒)
クラシエ
KB-78(3.0g細粒)
EK-78(2.0g細粒)
具体的な使い分け方については別頁で解説します。