金匱要略 黄疸病脉證并治第15-4条

原文

夫病酒黄疸 必小便不利 其候心中熱 足下熱 是其證也

夫れ酒黄疸を病む時は必ず小便不利。其の候、心中熱し、足下熱す。是れ其の證也。

条文解説条文を細かく解釈してみよう

夫病酒黄疸アルコール性肝炎と考えたくなるが、酒(=発酵=真菌)による肝炎を指すのだろう。酒黄疸には梔子大黄湯(金匱要略15-15条)が処方されていることからも、真菌が原因と考えられる。肌が黄色くなる。

必小便不利必ず尿量が減る。肝腎連関→腎機能障害による症状か。

其候心中熱アスペルギローマによる胸の灼熱感か。

足下熱 是其證也白癬による灼熱感か、尿毒症症状か、あるいは糖尿病症状だろうか。これらは真菌感染に見られる症状である。

考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?

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