金匱要略 肺痿肺癰欬嗽上氣病脉證治第7-12条

原文

欬而胸滿 振寒脉數 咽乾不渇 時出濁唾腥臭 久久吐膿如米粥者 爲肺癰 桔梗湯主之

欬して胸滿つ。振寒して脉數。咽乾くも渇せず、時に濁唾腥臭を出だす。久久にして米粥の如き膿を吐く者は肺癰と為す。桔梗湯これを主る。

桔梗湯方

亦治血痺
桔梗一兩 甘草二兩
右二味 以水三升 煮取一升 分温再服 則吐膿血也

エキス剤有

桔梗湯

桔梗湯の飲み方

  • 桔梗湯は1社からエキス剤が販売されています。
  • 参考:傷寒論311条
  • 傷寒論:1升まで煮詰めた後、滓を除いて服用する。
  • 金匱要略:1升まで煮詰めて服用する。

条文解説条文を細かく解釈してみよう

欬而胸滿肺膿瘍の症状。

振寒脉數

咽乾不渇

時出濁唾腥臭

久久吐膿如米粥者 爲肺癰

考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?

肺膿瘍

  • 桔梗:抗菌。