原文
欬而胸滿 振寒脉數 咽乾不渇 時出濁唾腥臭 久久吐膿如米粥者 爲肺癰 桔梗湯主之
欬して胸滿つ。振寒して脉數。咽乾くも渇せず、時に濁唾腥臭を出だす。久久にして米粥の如き膿を吐く者は肺癰と為す。桔梗湯これを主る。
桔梗湯方
亦治血痺
桔梗一兩 甘草二兩
右二味 以水三升 煮取一升 分温再服 則吐膿血也
- 桔梗湯は1社からエキス剤が販売されています。
- 参考:傷寒論311条
- 傷寒論:1升まで煮詰めた後、滓を除いて服用する。
- 金匱要略:1升まで煮詰めて服用する。
条文解説条文を細かく解釈してみよう
欬而胸滿肺膿瘍の症状。
振寒脉數
咽乾不渇
時出濁唾腥臭
久久吐膿如米粥者 爲肺癰
考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?
肺膿瘍
- 桔梗:抗菌。