薤白の効果・効能
硫化アリル(アリシン)
- 硫化アリル→硫黄(粘膜を刺激)
- アリシン:
1 強力な殺菌作用―サルモネラ菌やカビ、チフス、これら、寄生虫の駆除
2 ビタミンB1と結合してアリチアミン、血液中で長時間維持→ビタミンB1の働きが持続
3 血栓の生成予防
4 血中コレステロールの増加抑制
5 インスリンや胃液の分泌促進
6 発汗促進 など
7 解毒の補助
- 硫黄
- 成人男子で約200g カルシウム リン カリウムに次いで四番目にほうふ
- ビタミンB1とB7(ビオチン ビタミンH)に含まれる
- アミノ酸ではシステインとメチオニン(必須アミノ酸)が硫黄を含み、それらがさらにペプチド・タンパク質に取り込まれる。その他含硫アミノ酸としてはホモシステインとタウリンがあり、これらはペプチド・タンパク質には取り込まれないが代謝上は重要である
- 蛋白質のシステイン残基にあるチオール基は、システインプロテアーゼなどの活性中心として機能する。また1対のシステイン残基の間にジスルフィド結合(S―S結合)が形成され、蛋白質の高次構造を形成・維持する上で重要である
- 硫黄を含む低分子ペプチドとして特に重要なのはグルタチオンで、細胞内でその地オール機により還元剤として、あるいは解毒代謝に働いている。
- アシル基に関係した多くの反応は、例えば補酵素A、αリポ酸などの、地オール機を含む補欠分子を必要とする
- 一部の光合成・化学合成細菌では、硫化水素が水の代わりに電子供与隊として使われる
- 多くの生物の電子伝達系で、硫黄と鉄からなる鉄ー硫黄クラスターが働いている(フェレドキシン)。呼吸鎖のシトクロムc酸化酵素の銅中心CuAにも含まれる
- カオリナイト クリストバル石 方解石 霞石 天青石 重晶石 石膏 ストロンシウム鉱 硫マンガン鉱 ハウエル鉱 白鉄鉱 黄鉄鉱 方鉛鉱 閃亜鉛鉱
- 古代文明では、薬品や儀式の一部として用いられていた
- 中世の錬金術時代には、硫黄は元素の1つとされ、物質の転変や癒しの力があると信じられていた
- 多様な酸化状態を示すことができ、多くの異なる化合物を形成する能力がある。硫化物 硫酸塩 硫酸 それぞれが異なる化学反応を起こす
- 常温では固体 融点は115度 沸点は444度
- アロトロピーを持ち、温度や圧力によっていくつかの異なる結晶形態をとる
- 酸性度調節→過剰摂取は酸化ストレス
- 皮膚疾患の治療薬
- ニンニク 玉ねぎ キャベツに多い 動物性タンパク質
- 関節軟骨の修復 関節の痛みと炎症の緩和 筋肉の痛みや関節の問題、皮膚のトラブルなどが硫黄欠乏によって起こる
薤白含有処方
括蔞薤白白酒湯
金9-3
括蔞薤白半夏湯
金9-4
枳實薤白桂枝湯
金9-5