手足厥逆とは現代的に考えると、手足厥逆とは何なのか?
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手足厥逆を含む条文古典に散見する手足厥逆
- 宋版傷寒論317条
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少陰病 下利清穀 裏寒外熱 手足厥逆 脉微欲絶 身反不惡寒 其人面色赤 或腹痛 或乾嘔 或咽痛 或利止脉不出者 通脉四逆湯主之 方十六
- 宋版傷寒論349条
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傷寒脉促 手足厥逆 可灸之
傷寒。脉促。手足厥逆するものはこれに灸す可し。
- 宋版傷寒論357条
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傷寒六七日 大下後 寸脉沈而遲 手足厥逆 下部脉不至 喉咽不利 唾膿血 泄利不止者 爲難治 麻黄升麻湯主之 方九
傷寒、六七日。大いに下して後、寸脉沈にして遲。手足厥逆し、下部の脉至らず。喉咽利せず。膿血を唾し、泄利止まざる者、難治と為す。麻黄升麻湯これを主る。(方九)
麻黄升麻湯方
麻黄二兩半 去節 升麻一兩一分 當歸一兩一分 知母十八銖 黄芩十八銖 萎蕤十八銖 一作菖蒲 芍藥六銖 天門冬六銖 去心 桂枝六銖 去皮 茯苓六銖 甘草六銖 炙 石膏六銖 碎 綿裹 白朮六銖 乾薑六銖
右十四味 以水一斗 先煮麻黄一兩沸 去上沫 内諸藥 煮取三升 去滓 分温三服 相去如炊三斗米頃令盡 汗出愈 - 金匱要略10-21条
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外臺 烏頭湯 治寒疝腹中絞痛 賊風入攻五臟 拘急不得轉側 發作有時 使人陰縮 手足厥逆(方見上)
- 金匱要略12-37条
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青龍湯下已 多唾口燥 寸脉沈 尺脉微 手足厥逆 氣從小腹上衝胸咽 手足痺 其面翕然熱如醉状 因復下流陰股 小便難 時復冒者 與茯苓桂枝五味甘草湯 治其氣衝
青龍湯を下し已って、唾多く口燥く。寸脉沈にして尺脉微。手足厥逆し、氣、小腹從り上って胸咽を衝く。手足痺れ、其の面は翕然として熱し、醉状の如し。因って復た下って陰股に流れ、小便難し。時に復た冒する者は茯苓桂枝五味甘草湯を與えて其の氣衝を治す。
桂苓五味甘草湯方
茯苓四兩 桂枝四兩 去皮 甘草炙 三兩 五味子半升
右四味 以水八升 煮取三升 去滓 分三温服