金匱要略 痰飮欬嗽病脉證并治第12-40条

原文

水去嘔止 其人形腫者 加杏仁主之 
其證應内麻黄 以其人遂痺 故不内之 若逆而内之者必厥 
所以然者 以其人血虚 麻黄發其陽故也

水去り嘔止み、其の人形腫れる者は加杏仁これを主る。
其の證應に麻黄を内れるべし。其の人遂に痺するを以っての故にこれを内れず。若し逆してこれを内れるときは必ず厥す。
然る所以の者は其の人血虚にて、麻黄は其の陽を発するを以っての故也。(→苓甘姜味辛夏仁湯

苓甘五味加薑辛半夏杏仁湯方

茯苓四兩 甘草三兩 五味子半升 乾薑三兩 細辛三兩 半夏半升 杏仁半升 去皮尖
右七味 以水一斗 煮取三升 去滓 温服半升 日三

エキス剤有

苓甘五味加薑辛半夏杏仁湯

苓甘五味加薑辛半夏杏仁湯の飲み方

  • 苓甘姜味辛夏仁湯掲載条文金匱要略12-40条

条文解説条文を細かく解釈してみよう

水去嘔止 其人形腫者 加杏仁主之浮腫が出てきた=アスペルギルスの症状が肺外にも見られるようになったため、杏仁をプラスしてより強力に抗真菌を図っている。

其證應内麻黄 以其人遂痺 故不内之 若逆而内之者必厥 所以然者 以其人血虚 麻黄發其陽故也低K→不整脈を警戒し、麻黄を排除している。

考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?

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