原文
欬滿即止 而更復渇 衝氣復發者 以細辛乾薑爲熱藥也 服之當遂渇
而渇反止者 爲支飮也 支飮者 法當冒 冒者必嘔
嘔者復内半夏 以去其水
欬滿即ち止む。而るに更に復た渇し、衝氣復た發する者は細辛乾薑の熱藥たるを以って也。これを服すれば當に遂に渇すべし。
而るに渇反って止む者は支飮と為す。支飮の者は法として當に冒すべし。冒する者は必ず嘔す。
嘔するものは者復た半夏を内れ、以て其の水を去る。(→桂苓五味甘草去桂加乾薑細辛半夏湯)
桂苓五味甘草去桂加乾薑細辛半夏湯方
茯苓四兩 甘草 細辛 乾薑各二兩 五味子 半夏各半升
右六味 以水八升 煮取三升 去滓 温服半升 日三
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条文解説条文を細かく解釈してみよう
欬滿即止 而更復渇 衝氣復發者 以細辛乾薑爲熱藥也 服之當遂渇これは傷寒論41条の流れであり、治癒に向かう。
而渇反止者 爲支飮也 支飮者 法當冒治癒に至らず、金匱要略12-37条の状態に戻り、脳浮腫を呈している。低Naのため、口渇がない。
冒者必嘔 嘔者復内半夏 以去其水脳浮腫の症状=嘔吐への対症療法に半夏を追加している。水を排出するため、消化管を動かしたいので桂枝は除いたままである。
考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?
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