脉が浮の者、病は表に在り、汗を發す可し。麻黄湯に宜し。(十七 前の第五方を用う 法は桂枝湯を用う)
麻黄湯方
考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?
???
- 循環血液量回復のために桂枝湯が処方される場合もある。心臓に問題がないと考えている場合は麻黄湯、心臓の問題を疑っている(可能性を捨てきれない)場合は桂枝湯なのだろうか。
- 脈緊(交感神経の強い興奮)であれば、麻黄(エフェドリン)でこれ以上交感神経を興奮させることはできないだろうが、脈浮(皮膚血管収縮)であれば、更に交感神経を興奮させる余地があるのだろう。
- 現代でも総合感冒薬にはエフェドリンがしばしば配合される。
中国伝統医学ではこう考えた
日本漢方ではこう考えた