裏水は越婢加朮湯これを主る。甘草麻黄湯も亦これを主る。
越婢加朮湯方
甘草麻黄湯方
甘草二兩 麻黄四兩
右二味 以水五升 先煮麻黄 去上沫 内甘草 煮取三升 温服一升 重覆汗出 不汗再服 愼風寒
- 甘草麻黄湯掲載条文金匱要略14-25条
条文解説条文を細かく解釈してみよう
裏水
越婢加朮湯主之
甘草麻黄湯亦主之甘草麻黄湯は循環血液量を増やして(ナトリウムを入れて浸透圧調整する)発汗させようとしている。感染症ではないことも考えて体を覆って発汗を促す。心臓を動かす目的なら麻黄は4両、越婢湯・越婢加朮湯より2両少ない。麻黄の抽出を妨げる石膏の配合がなければこれが適量なのだろう(大青竜湯の麻黄の量も同様の理由だろう)。
考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?
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