- 桂芍知母湯掲載条文金匱要略5-12条
- 桂芍知母湯は1社からエキス剤が販売されています。
掲載条文
- 金匱要略5-12条
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諸肢節疼痛 身體魁羸 脚腫如脱 頭眩 短氣 温温欲吐 桂枝芍藥知母湯主之
諸諸の肢節が疼痛し、身体は魁羸し、脚は腫れて脱するが如し。頭眩、短気し、温温と吐せんと欲す。桂枝芍薬知母湯これを主る。
桂枝芍薬知母湯方
桂枝四兩 芍藥三兩 甘草二兩 麻黃二兩 生薑五兩 白朮五兩 知母四兩 防風四兩 附子二両 炮
右九味 以水七升 煮取二升 温服七合 日三服
生薬解説各生薬は何をしているのか
知母【中品】強力な抗菌(細菌・真菌)、糖吸収阻害(αグルコシターゼ阻害)、ステロイドホルモン →知母
桂枝【上品(箘桂/牡桂)】シンナムアルデヒド、シンナムタンニン(単純縮合型タンニン) →桂枝
芍薬【中品】タンニン酸(加水分解型タンニン/ガロタンニン)、ペオニフロリン、ペオノール →芍薬
麻黄【中品】エフェドリン作用、カテキン →麻黄
生姜【中品(乾姜)】ギンゲロール(→ショウガオール、ジンゲロン)、βオイデスモール →生姜
朮【上品】白朮:抗菌 蒼朮:胃酸分泌抑制(制吐・鉄吸収低下)、抗菌
防風【上品】 →防風
附子【下品】Naチャネルオープナー作用。 →附子
甘草【上品】グリチルリチン酸、多くのフラボノイド ※腎機能に問題がない場合に限る →甘草
考察
- ??
用途桂芍知母湯はどのような時に使用されるのか?
日本漢方では
???
漢方エキス剤
具体的な使い分け方については別頁で解説します。