手足厥冷とは現代的に考えると、手足厥冷とは何なのか?
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手足厥冷を含む条文古典に散見する手足厥冷
- 宋版傷寒論340条
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病者手足厥冷 言我不結胸 小腹滿 按之痛者 此冷結在膀胱關元也
病者、手足厥冷す。我は結胸せずと言う。小腹滿ち、これを按じて痛む者は、此れ冷結が膀胱關元に有る也。
- 宋版傷寒論343条
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傷寒六七日 脉微 手足厥冷 煩躁 灸厥陰 厥不還者死
傷寒、六七日。脉微。手足厥冷し、煩躁するものは厥陰に灸す。厥還羅ざる者、死す。
- 宋版傷寒論355条
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病人手足厥冷 脉乍緊者 邪結在胸中 心下滿而煩 飢不能食者 病在胸中 當須吐之 宜瓜蔕散 方七
病人、手足厥冷し、脉乍ち緊者、邪が結ばれて胸中にあり、心下滿ちて煩し、飢えるも食する能わざる者、病は胸中にあり。當に須くこれを吐くべし。瓜蔕散に宜し。(方七)
瓜蔕散方
瓜帶 赤小豆
右二味 各等分 異擣篩 合内臼中 更治之 別以香敱一合 用熱湯七合 煮作稀糜 去滓 取汁和散一錢匕 温頓服之 不吐者 少少加 得快吐乃止 諸亡血虚家 不可與瓜蔕散 - 宋版傷寒論362条
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下利手足厥冷 無脉者 灸之不温 若脉不還 反微喘者死 少陰負趺陽者 爲順也
下利して手足厥冷し、脉無き者、これに灸するも温まらず。若しくは脉還らず、反って微喘する者、死す。少陰、趺陽に負く者は順と為す也。
- 宋版傷寒論368条
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下利後脉絶 手足厥冷 晬時脉還 手足温者生 脉不還者死
下利の後、脉絶え、手足厥冷す。晬時に脉還り、手足温かくなる者、生く。脉還らざる者、死。
- 宋版傷寒論388条
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吐利汗出 發熱惡寒 四肢拘急 手足厥冷者 四逆湯主之 方四
吐利して、汗出で、発熱、悪寒し、四肢拘急し、手足厥冷する者は四逆湯これを主る。(方四)
四逆湯方
甘草二兩 炙 乾薑一兩半 附子一枚 生 去皮 破八片
右三味 以水三升 煮取一升二合 去滓 分温再服 強人可大附子一枚 乾薑三兩 - 金匱要略10-17条
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腹痛 脉弦而緊 弦則衞氣不行 即惡寒 緊則不欲食 邪正相搏 即爲寒疝 寒疝遶臍痛 若發則白汗出 手足厥冷 其脉沈弦者 大烏頭煎主之
烏頭煎方
烏頭大者五枚 熬 去皮 不寐咀
右以水三升 煮取一升 去滓 内蜜二升 煎令水氣盡 取二升 強人服七合 弱人服五合 不差明日更服 不可一日再服 - 金匱要略17-26条
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下利手手足厥冷 無脉者 灸之不温 若脉不還 反微喘者死 少陰負趺陽者 爲順也
- 金匱要略17-35条
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下利後脉絶 手足厥冷 晬時脉還 手足温者生 脉不還者死