背悪寒・背寒冷とは現代的に考えると、背悪寒・背寒冷とは何なのか?
背悪寒
・神経障害
・肝疾患による痙攣
・低Ca血症
・脱水
- 背中の悪寒(テタニー)は低Caの典型症状である。
- 高Caによる脱水からの痙攣、あるいは神経異常とも考えられる。
背悪寒・背寒冷を含む条文古典に散見する背悪寒・背寒冷
- 宋版傷寒論169条
康治版傷寒論43条 -
傷寒無大熱 口燥渇 心煩 背微惡寒者 白虎加人參湯主之 三十一
傷寒にて大熱無し。口燥いて渇し、心煩す。背微惡寒する者は白虎加人參湯これを主る。(三十一)
- 宋版傷寒論304条
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少陰病 得之一二日 口中和 其背惡寒者 當灸之 附子湯主之 方四
少陰病。これを得て一二日、口中和し、其の背惡寒する者は當にこれに灸すべし。附子湯これを主る。(方四)
附子湯方
附子二枚 炮 去皮 破八片 茯苓三兩 人參二兩 白朮四兩 芍藥三兩
右五味 以水八升 煮取三升 去滓 温服一升 日三服 - 金匱要略12-8条
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夫心下有留飮 其人背寒冷 如手大