金匱要略 痰飮欬嗽病脉證并治第12-17条

原文

夫短氣有微飮 當從小便去之
苓桂朮甘湯主之 腎氣丸亦主之

れ短氣して微飮有り。まさに小便りこれを去るべし。
苓桂朮甘湯これを主る。腎氣丸もまたこれを主る。

苓桂朮甘湯

エキス剤有

苓桂朮甘湯

  • 茯苓桂枝白朮甘草湯(苓桂朮甘湯)掲載条文傷寒論67条、金匱要略12-16条12-17条
  • 傷寒論:桂枝(皮を除く)、朮2両、甘草(炙る)、服用前に滓を除く
  • 金匱要略:桂枝、朮3両、甘草、服用前に滓を除かない

八味腎気丸(八味地黄丸・八味丸・腎気丸)

エキス剤有

八味腎気丸(八味地黄丸・八味丸・腎気丸)

条文解説条文を細かく解釈してみよう

夫短氣有 微飮呼吸困難、息切れは肝疾患、腎障害による症状と考えられるが、甘草が使用されているので腎障害ではない。→短気

當從小便去之 苓桂朮甘湯主之排出したいのは水分か、アンモニアか。

腎氣丸亦主之糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)の場合は腎気丸で治療する。あるいは、呼吸困難=クスマウル大呼吸を指しているとも考えられる。

考察この条文はどのような症状を指しているのだろうか?

苓桂朮甘湯は、肝障害
腎気丸は、糖尿病ケトアシドーシス

  • 桂枝は循環血液量増加、アンモニア・鉄排除。