漢方コラム 生物の学名について 生物の学名は「属名」と「種名」の2語のラテン語で表す「二名法」が採用されています。私たちは「アサガオ」と言いますが、これは「一般名」です。2020年時点で、地球で学名がつけられている生物は180万種以上、動物は約130万種と言われています。 2022.10.28 漢方コラム
漢方コラム Carl von Linné 生物の分類方法を現在の学名に採用されている二名法にすることを提唱したのは、スウェーデンの博物学者、Carl von Linné(カール フォン リンネ)です。二名法はリンネの発案ではありませんが、初めて首尾一貫してこの命名法を採用したがリンネでした。 2022.10.28 漢方コラム
漢方コラム 生物の分類 生物は分類の基本単位である「種」の他に「綱」「目」「属」などの上位分類単位が設けられています。新エングラー体系とクロンキスト体系が代表的な分類体系でしたが、1998年、DNAの塩基配列の差異を根拠としてAPG分類体系が発表され、主流になりつつあります。 2022.10.27 漢方コラム
漢方エキス剤のこと 私が提案したい漢方エキス剤の運用方法 煎じ薬の処方・服用が現実的に難しい以上、漢方エキス剤をどれだけうまく運用し、個人の病態にあわせるかが現代の漢方処方に重要なスキルです。それには主に、合方、加法、一般漢方製剤を活用する、食事に注目するなどの方法がありますが、それぞれに注意点があります。 2022.10.22 漢方エキス剤のこと
漢方エキス剤のこと 漢方エキス剤と煎じ薬との違いと使い分け 煎じ薬と漢方エキス剤ではどちらが効くのかという質問をよくいただきます。個人個人にオーダーメイドで処方を組むことができるという点では煎じ薬の方が効き目があるといえますが、漢方エキス剤には漢方エキス剤の無視できないメリットがあります。 2022.10.22 漢方エキス剤のこと
漢方エキス剤のこと 漢方エキス剤メーカー間差異 同じ方剤でもメーカーによって内容が違うことが少なくありません。具体的な違いは、原料が違う、製法が違う、生薬配合量・生薬配合バランスが違う、剤型が違う(細粒・錠剤・カプセルなど)、単一生薬の散剤がある場合があるなどがあります。 2022.10.22 漢方エキス剤のこと
漢方エキス剤のこと 漢方エキス剤の生薬配合量はとても少ない 漢方エキス剤の生薬配合量は古典に記されている量より少なく、現代の中国と比較してもたったの1/3くらいです。その理由は、日中では水の硬度が違うこと(成分抽出量が変わる)、ほとんどの生薬は輸入に頼っており高価なものであったことが考えられます。 2022.10.21 漢方エキス剤のこと
漢方エキス剤のこと 漢方エキス剤の長所と短所 漢方エキス剤には、保険が使える、煎じる手間がなくなり、持ち運びができる、薬局の手間が減る、品質が安定するなどの長所があり、それが広く普及した大きな要因となりました。一方で患者さんの病態に合わせた加減ができない、種類が少ないなどの短所もあります。 2022.10.21 漢方エキス剤のこと
漢方エキス剤のこと 中国の漢方エキス剤事情 中国ではほとんど漢方エキス剤は普及していないようです。現代中国医学(中医学)は個人の病態に合わせて方剤を加減します。また後代、生薬の薬効によって1から方剤を組み立てるというやり方が主流になったこともあり、加減ができない漢方エキス剤はそぐわないのです。 2022.10.21 漢方エキス剤のこと